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FMW explosion produced by Atsushi Onita
大仁田厚が1989年7月に立ち上げたプロレス団体FMW。
初期のFMWはその当時は異色だった男女ミックスドタッグやハードコアが特色のインディー団体でした。胡散臭さと怪しさが、大仁田厚の夢と情熱に絡み合った、「おもちゃ箱をひっくり返した」と称されるプロレスを展開していました。
1990年8月4日、電流爆破爆誕。
そんなFMWで大仁田厚が発明したのが「電流爆破」。
大仁田厚が考案した電流爆破は、衝撃と爆音と悲鳴とともに産声をあげました。レールシティ汐留で開催された大仁田厚 vs ターザン後藤による「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」は、東京スポーツ新聞社主催のプロレス大賞年間最高試合賞を受賞しました。
初心に立ち返りFMWの名を冠す。
以前大仁田厚にもし過去に戻れるとしたらいつか?と質問したところ、「戻れるならばFMWを立ち上げたばかりの金も知名度も何もない頃がいい。夢しかなくて四六時中プロレスのことだけを考えていたあの頃がいい。」と答えました。
この度、「FMWE」の名前で、大仁田厚自身が代表となりプロモーションを行います。「自分がワクワクするプロレスをもう一度じっくり考えたい」という大仁田厚の気持ちの表れと言えます。
電流爆破は大仁田厚の代名詞
電流爆破とは、有刺鉄線に電流を流し、触れると設置した小型爆弾が爆発するというデスマッチ方式です。
視覚、聴覚はもちろん、火薬の匂い、爆風と言った嗅覚や触覚をも刺激する、観客の五感に訴えるプロレスです。
ただ過激なだけでなく、そこには様々な攻防やドラマが生まれます。